第85番 八栗寺
2010年2月11日更新
第85番 八栗寺 (やぐりじ)
2009年12月29日 巡礼
第85番 八栗寺は五剣山の中腹に建つお寺です。
五剣山は、まるでテーブルのような形の屋島の東に位置し、人の手の様な形をした不思議な山です。
お寺へはケーブルカーで向かうのが一般的で、そのケーブルカーの麓の駅近くには有名な山田家さんと言ううどん屋さんがあります。
『水曜どうでしょう 〜四国八十八ヶ所2』ではここのざるぶっかけうどんを食べたいばかりに、最終的に第88番 大窪寺をごまかしてしまいます。
それほど、ここのうどんは魅力的です。
さて、八栗寺さんです。
実はここを訪れるのは2回目です。
前回は、特に納経帳を持たずにお参りしたので、墨書、朱印を頂く為に再度訪れた訳です。
駐車場にクルマを停めると、屋島が遠望出来ます。
よく見ると、『水曜どうでしょう 〜四国八十八ヶ所3』に出てくる屋島のミステリー坂の様子がよく判りました。
年末の朝早いこんな時間に訪れる人もいないのかケーブルカーは貸切り状態です。
登ってみて気付いたのですが、第84番 屋島寺などと同様、ここも山門は別の場所にあり、ケーブルカーの駅からだと、実は山門の逆側から入る事になります。
ケーブルカーの駅からは『水曜どうでしょう 〜四国八十八ヶ所3』で、ミスター、大泉さん、安田さんの3人が妙に真剣な顔をして早足で通り抜けた売店の並ぶ参道を抜け、本堂に向かいます。
実は大師堂が先に見え、その奥に本堂があるのでおかしいなと思ってみると、果たしてその先に山門がありました。
そこで、山門まで行ってから、お参りする事にしました。
人っ子ひとりいない参道は朝の空気に満ちていてすがすがしい気分です。
既にお正月の準備で、本堂に飾られた幕も新春準備万端で、日付は既に平成22年正月吉日となっています。
本堂、大師堂をお参りして、納経所で墨書、朱印を頂く前に不思議なものを見ました。
大根!?
石の彫刻があるのですが、その上に乗っているのは、どうみても大根です。
「これ、大根だよねぇ。」
おそるおそる、納経所の方に尋ねてみると、そこは歓喜天さまのお社で、その歓喜天さまの好物が大根なのだそうです。
よく見ると、そのお社の幕にも大根の絵が描いてあります。
いやはや、勉強になりました。
左より 八栗寺ケーブルカー麓駅 ミスターたちが早足で駆け抜けた参道 大師堂
左より まるで拳骨の様な五剣山の中腹に建つ八栗寺 本堂への参道はまるで歓喜天様への神社の様
左より 山門 本堂(左手は歓喜天様と納経所) 大根!